sonmei’s diary

主に読書記録です。拙いです。

戸梶圭太「黒夢」を読んで

予備校休んで戸梶圭太の「黒夢」読了。久しぶりに本を読んだ。昔「トカジャンゴ」という短編を読んだ記憶がある。
あらすじ
3馬鹿トリオが都市伝説を信じて栃木の山奥へ向かうが、失踪した涼の義父の軽自動車の中にあったメタンフェタミンを服用した俊平が中毒で死にかけてしまう。2人は一度はその場から逃げるも再び戻ると俊平の姿はない。涼は目覚めると自分が監禁されていることに気づき、身分証を盗まれる。一方爆薬を密売している小管は取引相手の女(氷空)に殺され、爆薬制作者の桑本は金の回収の為に現場に残された涼の健康保険証を手がかりにして氷空を探し始め、涼の母親(麻子)を尋ねた後行動を共にする。そして俊平の家に不法侵入していた加賀谷を捕らえて山へ向かう。氷空は爆薬を各所に設置して世間への復讐を試みる。途中父親の職場の後輩の門野と同行する。門野を共犯にさせるが反抗される。男(氷空の父)を気絶させ監禁から脱出していた涼に助けを求め、3人で同行する。空になった氷空の車を加賀谷が強奪し逃亡を図るが逃亡を図った際氷空を轢いてしまい木に衝突する。氷空の父が不意に現れ門野を斧で殺すが桑本が彼を取り押さえる。涼母子を帰させた後加賀谷が事故を起こした車から氷空の父を使って金を回収しようとするが生きていた加賀谷にクロスボウで襲われ、氷空の父はロープを切られ死ぬ。桑本の車を使って逃亡を図るが涼に邪魔され斜面に投げ出される。その後設置された爆薬を解除しに涼達は街を回るが桑本が負傷で気を失うので一旦自宅へ戻り看病する。すると失踪していた義父がやってきて3人に暴力を振るい、桑本にコンビニのatmで金を下ろさせに行くが涼の機転で駐車場でカスタムカーの持ち主に義父をボコボコにさせることに成功する。再び爆薬を処理して回ると死んだはずの俊平がやってきて猟銃で涼を殺そうとするが爆薬で返り討ちにして、3人は車で警察から逃げる。
という内容。
話の転換時に時刻を記載するのは時系列でしかも一日の話でしかないので不要に感じた。社会の底辺の人間を登場人物にしているのだから一人一人にもう少しフォーカスを当てた方がよい。ただただ筋だけを追っている印象でしかも殺しが繰り返されるだけだから退屈だった。
この人の短編のキレの良さは認めるけど長編はどうなんだろう。

 

 

黒夢 (文芸社文庫 と 1-2)

黒夢 (文芸社文庫 と 1-2)